経済不況の原因「oilmageddon」(オイルマゲドン)はなぜ起きているのか



最近のドル安はどんどん進行しています。
というか、円の独り勝ちで、
すべての国の通貨が暴落しています。
株に至っては世界も日本もすべてが暴落しています。

この原因は何か分りますか?

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原油安(oilmageddon)が引き金と言われています。

では、原油安の原因が何か答えられる人はいるでしょうか?

恐らくハッキリと答えられる人はいないでしょう。

それを2015年11月2日号のプレジデント誌で明快に答えているのは、
ジム・ロジャーズ氏です。

以下、塗りつぶし部分が誌面です。
未曾有の大不況が近づいている!
中国株の暴落をきっかけに世界の市場が混乱しました。中国だけでなく、どの国もかつてないほどに借金を積み上げており、リスクは世界中に存在します。私は、世界経済はこの先、1~2年後に失速し、過去の不況よりもずっと深刻な状態に陥ると考えていますが、現在の貿易の減少はその兆候のひとつです。モノが売れないのは人々の暮らしが豊かではないから。金回りがいいのは、金融で儲けた人だけです。

このように中国不況だけが原因ではなく、
借金の積み上げが原因だと述べています。

そのうち各国の中央銀行が弱気になり、市場を救おうとするので、
安心感から相場が上向くでしょう。
しかし、資金の流れを人為的につくりだしているだけなので必ず失速します。
そうなると株価はさらに大きく下落するので代償が大きくなる。
未曾有の大不況に突入するのです。

FRBや日銀が市場に介入して、
人為的な景気を作り出しているだけなので、
いつかは失速し、未曾有の大不況に突入すると言っています。

イランとロシアに圧力をかけるために、
サウジアラビアは米国に説得されて増産を続け、
原油価格が下がった。
サウジアラビアがこれに応じたのは、
シェール石油の台頭を阻止するという目的があったからです。
原油安はしばらく続くと私は予想していますが、
現在の水準ではシェール石油企業は儲かりません。

http://president.jp/articles/-/16692
PRESIDENT Online2015年11月19日(木)より

このように原油安の原因は、
アメリカに説得されたサウジアラビアが原油の増産を続けたから、
ということを言っています。

たとえ世界中の市場が崩壊しても、私は日本、そして中国ロシアの市場を選びます。この3つは、ほかの国よりも影響が小さいだろうと思うからです。中国株は最高値の半分以下になっています。ロシア株は世界の投資家から敬遠されていますが、安いですし、国は豊富な資源を持っている。

日、中、露は安泰だと見ているようです。

やはり、「oilmageddon」(オイルマゲドン)の原因はアメリカだったようですね。

 

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