1月29日(金)の日銀による「マイナス金利」は、
FRBによる「利上げ」でもドル高にならないため、
ドル高への援護射撃として黒田バズーカ第3弾だったわけです。
その効果は1月29日(金)のたった1日だけ、
円安ドル高(ドル118円から121円までドル高へ)となりましたが、
翌2月1日~4日にかけてドルは全面安となり、本日はドル117円です。
黒田バズーカ第3弾の援護射撃前のドル118円よりもドル安となりました。
気を付けなければならないのは、
「円高」ではなく「ドル安」ということです。
本日の黒田総裁は「マイナス幅の拡大を辞さない」と表明したようですが、
いくらバズーカを放っても誰も見向きもしないでしょう。
このままでは「もう何をやってもドル高にはならない」と世界中が判断すると思います。
どこまで円高が進むのやら。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201602/2016020400678&g=eco
【時事通信】黒田東彦日銀総裁は4日の衆院予算委員会で、導入を決めたマイナス金利政策について「必要になれば、追加緩和を当然検討する」と述べ、マイナス幅の拡大を辞さない考えを強調した。その上で、既にマイナス金利を採用している欧州の事例を踏まえ「個人の預金にマイナス金利が付くことはないだろう」と指摘した。(2016/02/04-15:48)