2014年におけるアフリカの「エボラ」騒動やら、
同年における東京都の「デング熱」騒動、
今度はブラジルの「ジカ熱」騒動ですか。
どうも人々の関心を、
「ワクチン」に引き寄せてるとしか思えないような連続した騒動の数々。
どうせまた「ワクチン」が開発され、
将来の子どもたちは薬漬けにされるのでしょうか。
2016 年 2 月 17 日 13:48
【サンパウロ】ブラジル南部のリオグランデドスル州は、蚊の幼虫駆除剤「ピリプロキシフェン」の使用を禁止した。アルゼンチンの医師団体は、小頭症で生まれる新生児がブラジルで急増している原因がこの幼虫駆除剤である可能性を警告していた。 ブラジル政府および米国の保健当局は、ピリプロキシフェンの使用と小頭症との関連を示す科学的根拠は一切ないと主張しているが、リオグランデドスル州はそれにもかかわらず禁止措置を取った。同州の保健当局は先週末、ピリプロキシフェンの使用を中止した。この駆除剤は同州の飲料水にいる蚊の卵と幼虫を殺すために使われていた。同当局によると、禁止は「予防的措置」だという。
この数日前に、アルゼンチンの団体「環境と健康に関する大学連盟(REDUAS)」はリポートを公表し、この殺虫剤とブラジルで最近数カ月にわたり小頭症が疑われるケースが続出している事態を関連づけた。小頭症の新生児は頭部が小さく、脳が十分に発達しない状態で生まれてくる。
REDUASに属するアルゼンチン・コルドバ大学の小児科医で新生児の発達に詳しいメダルド・アビラ・バスケス氏は、REDUASが主張を裏付けるための実験および疫学調査を一切行っていないと認めたものの、幼虫駆除剤の使用が奇形をもたらしている可能性があると主張した。
アルゼンチンの医師団体は、
「ジカ熱」の原因を、
殺虫剤に含まれている「ピリプロキシフェン」ではないかと警告しました。
この「ピリプロキシフェン」はなんと、
日本の住友化学が開発した成分だったのですね。
論文「昆虫成長抑制剤ピリプロキシフェンの開発」に書かれていました。
日本でもペットや浄化槽の殺虫剤として使われています。
ペット用は滴下するタイプなので、
空間に拡散することはないでしょう。
しかし、浄化槽の殺虫剤はスプレー式もありますから、
使用すれば拡散しますし、
農家の方が用途外で作物に使用していた場合は怖いですね。
「浄化槽用」とは書いていますが、
「殺虫剤」と書かれていれば、
つい作物の殺虫用に使われても、
不思議ではありません。
さっそく住友化学は2月19日に以下の声明を発表しました。
ブラジルにおけるピリプロキシフェンに関する一部報道に対する住友化学の見解
ここで住友化学は「本製品使用と小頭症発生に因果関係があるとの指摘は科学的根拠にきわめて乏しく、本製品の安全性に報道のような懸念はない」とし、
「ジカ熱、デング熱、黄熱病等の感染症を媒介する蚊防除に有効な薬剤とされており、当社はこうした製品の開発、提供を通じ、これからも公衆衛生の向上に貢献してまいります。」と強気の姿勢です。
要するに、
「ジカ熱」の原因と言われている蚊の防除に有効である「ピリプロキシフェン」は、
「ジカ熱」の原因ではなく、
逆に「ジカ熱」を撲滅する特効薬である、
と言っているのです。
ですから「公衆衛生の向上に貢献」
すなわち、「これからもジャンジャン販売していきます」
と言っているのです。
「住友化学」はベトナム戦争で使われた枯葉剤を製造した「モンサント」の子分です。
今では枯葉剤を住友化学が製造し、
それに耐性を持たせた遺伝子組換作物をモンサントが製造し、
世界中でタッグを組み、セット販売していく予定のようです。
TPPが成立すれば、「遺伝子組換食品」の表示のないまま、
知らず知らずのうちに、私たちの食卓にのぼることになります。
この強気な姿勢の住友化学は、
モンサントという虎の威を借るキツネといった気分なのでしょうか。
今年の夏も何らかの伝染病が流行れば、
この「ピリプロキシフェン」を含む殺虫剤を、
あちこちの公園でばらまくのでしょうか。
今から警戒しておきましょう。